保湿に有効なニキビケアは?【※セラミド】

容器から流れ出る美容液

強い保湿成分であるセラミドは、表皮の角化の過程で約4週間かけて細胞内で熟成されるもので、健康な肌の人の角質層1㎎中には約32μgのセラミドがあリます。

アトピー性皮膚炎など極端な乾燥肌の人はセラミド量が20μg以下に下がることもあるといわれています。洗い流しても数分で分泌される皮脂とは違って回復するのに時間がかかるセラミドは、洗顔などにより落としすぎないようにしなければなりません。

加齢によりターンオーバーに時間がかかるようになると、角質層内のセラミドは減少しますから歳を重ねると更に注意が必要になります。

洗顔には汚れを落とすために、界面活性剤が必要ですが、オイルクレンジングやリキッドクレンジングなど強いタイプのものはセラミドを取りさってしまうおそれがありますから避けたほうがよいでしょう。

また、クレンジングの時間は短くするようこころがけましょう。余分な皮脂を洗い流すには界面活性剤とは違ってそれほどセラミドを奪わない石鹸での洗顔がおすすめです。

セラミド配合がおすすめ

加齢などで減少したセラミドを補うためには朝晩にセラミド配合の美容液をたっぷり使いましょう。セラミドは睡眠中に作られるので。睡眠時間も大切にしましょう。

飲むセラミドもありますが、飲むコラーゲン等と同様腸で分解されてしまい、そのまま肌のセラミドにはなりません。セラミド配合のサプリメントや食品には頼らないよう気をつけたいものです。

セラミド化粧品選びのポイント

セラミド配合の化粧品を購入したいときは セラミドという表示のあるものをえらべば良いのですが、セラミド配合の化粧品には実際にはセラミドではなく、類似物質を使ったものも出回っているので注意しましょう。本当のセラミドには必ず2,3,10のように数字がついていて、通常化粧品に使われるのは「セラミド2」「セラミド3」「セラミド10」であることを知っておくとよいでしょう。

またセラミドは脂質であるため、水にはほとんど溶けないため、水には配合できません。

セラミドは美容液やクリーム状の化粧品に配合されています。そしてセラミドは比較的高価な化粧品原料であるため、セラミド配合の美容液は、3千円以上はするものです。極に安価なものは配合量が少ないかもしれません。購入する際には気をつけましょう。

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