肌荒れと女性ホルモンの分泌について

両手を頬に当てる女性

女性の肌が最も敏感になるのは生理前です。肌荒れや敏感肌は、体質によるものもありますが、女性ホルモンの分泌とも大きな関係があります。生理前は女性ホルモンのプロゲストロンの分泌が急に増すので、この影響により、ニキビや肌荒れなどのトラブルが起こりやすくなるのです。

生理周期と関係なく肌が荒れるときも、ストレスや生活習慣の乱れが女性ホルモンのバランスを崩している事が原因になっていることが少なくないのです。肌荒れはその他にも、紫外線や乾燥といった外的な要因によるものもあります。症状が悪化している時は内臓の病気が関係している可能性もあるので気をつけましょう。

不規則な食事や睡眠不足、ストレスをため込んでしまうような生活は、ホルモンのバランスを乱す大きな原因になり、それは肌荒れにつながります。バランスのよい食事をすること、ゆっくりと入浴すること、十分な睡眠時間を確保することなどに気をくばり、その日の疲れはその日のうちにとること、翌日に疲れを残さない努力をしましょう。

食事の面では、粘膜を健康に保つビタミンAを含むものを積極的に摂取すると良いでしょう。ビタミンAには、レバーなど動物性食品に含まれるレチノールや、緑黄色野菜のホウレン草などに含まれるβカロテンなどがあります。また、ブロッコリーやキウイなどには抗酸化作用のあるビタミンCが多くふくまれています。ゴボウやオカラなどには便秘の予防になる食物繊維が豊富です。これらの食品を上手に組み合わせ、バランスのとれた体に良い食事を心掛けましょう。

逆に肌荒れや肌の老化を促進させてしまうものもあり、それが甘いお菓子や、カフェイン、香辛料などの刺激物です。喫煙も血行を悪くするため肌荒れの原因になるといわれています。このようなものを控えることも忘れてはいけません。

皮膚や髪、爪や粘膜を健康に維持してくれるビタミンAを中心にしたバランスのよい食生活、こまめなストレスケアで女性ホルモンのバランスを整え、肌荒れを予防しましょう。

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