毛穴に皮脂が詰まり炎症を起こして盛り上がる大人ニキビは、思春期に出来るニキビとはその原因が同じではありません。
20代の後半からできる大人ニキビは、男性ホルモンの活性化による皮脂の過剰な分泌が原因でできる思春期ニキビとは違って、睡眠不足やストレス、偏った食生活、それによって引き起こされるホルモンバランスの乱れなど、様々な要因が絡み合ってできるのではないかと考られています。
大人ニキビがよくできる人は、スキンケアよりも毎日の生活習慣を見直し、ホルモンバランスを整えることを考える方が良いでしょう。ただし、生理前に出来るニキビはホルモンバランスの崩れが原因ではありません。生理前は女性ホルモンのプロゲステロンが優位で、この時期はプロゲステロンが皮脂の分泌を盛んにしています。そして血流は滞りがちで、体が冷えやすく、胃腸の働きも弱くなっているため、生理前は誰でもニキビや吹き出物がでやすくなります。
ニキビ対策に効果が期待できる栄養素は、ビタミンB群を中心にビタミンC、ビタミンE、そしてビタミンAなどが挙げられます。これらの栄養素を含むニンジンや玉ねぎ、かぼちゃやジャガイモ、ブロッコリーなどを煮込んで作った暖かいスープなどは、ニキビや肌荒れだけでなく、冷えやすい身体にも良い効果があるでしょう。
その他に、昔から肌のトラブルに効果的だと言われているのが、はと麦茶です。はと麦茶には、ビタミンB1、B2やミネラルがたっぷりと含まれていて、それが、角質層の新陳代謝を促進するため、美肌効果が期待できるのだそうです。
またはこれらの栄養素は、胃腸の働きを活発にし、体内の水分の代謝を促したり、血流を良くしてくれます。、食物繊維も多く含んでいるため、便秘にも効果があります。ニキビや肌荒れに悩んでいる人は、普段飲むお茶を、はと麦茶に変えてみるのもよいでしょう。